バルト海に浮かぶデンマークの小さな島「エーロ島」。
カラフルな小さな家が立ち並ぶ石畳の道が続く町に緑の草原と花畑、ヴァイキングの遺跡や風車、素敵なビーチまである物語の世界のような景色が広がるエーロ島に建つ島唯一の蒸溜所「エーロウイスキー蒸溜所」は島の人々からはもちろん、その場所を訪れる人誰もが恋に落ちる魅力を持つ蒸溜所です。
エーロウイスキーとデンマーク王室
2014 年のある日、デンマークのマルグレーテ元女王と夫であるヘンリック殿下がエーロ島を訪問されました。
食品、ワイン、スピリッツの並外れた目利きで、自身のワイン・シャトーも所有される程の美食家だったフランス出身のヘンリック殿下は、エーロウイスキー蒸溜所に立ち寄られた際に殿下が所有する256 リットルの使用済み赤ワイン樽を蒸溜所に送ることを約束して蒸溜所を後にされました。その後3〜4ヶ月後にその貴重な樽がコペンハーゲンの王宮に到着したとの連絡を受け、エーロウイスキー蒸溜所は王宮へと出向き樽を持ち帰りました。
このヘンリック殿下から譲り受けた極上のワイン樽を熟成樽として使用し完成した素晴らしい味わいの希少なウイスキーは「ロイヤル オーク」と名付けられ、たった3本を除き３ヶ月も経たないうちにあっという間に完売してしまいました。蒸溜所が大切に手元に残しておいた最後の3本は、2018年にこの世を去られたヘンリック殿下にこそお届けできなかったものの王室への感謝の印として 2023 年 5 月に女王と 2 人の息子に届けられました。
女王マルグレーテ2世が2023年後半に退位を発表され、長男のフレデリック10世が2024年1月14日にデンマークの次の国 王になられると発表された時、エーロウイスキー蒸溜所はそれを祝うため、2024年1月14日の戴冠日にボトリングされた本数限定の希少なリミテッド‧エディションの高級シングルモルトウイスキーをリリースし、特別なイベントを行いました。
女王マルグレーテ2世がデンマークを統治しておられた年数と同じ数の52本のみがリリースされ、最初のボトル1/52本目は新国王となられたフレデリック10世に捧げられました。（上記写真2枚目を参照）
蒸溜所に立ち寄られたフレデリック国王（上記写真を参照）はこの特別なウイスキーのテイスティングを楽しまれ、妻のメアリー王妃は「エーロ シングルカスク ラム」を好んでテイスティングされました。
